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2018年8月の読書まとめ

2018年8月の読書メーター 読んだ本の数:40冊 読んだページ数:11055ページ ナイス数:1843ナイス https://i.bookmeter.com/users/584290/summary/monthly ■いただきます(記念日にショートショートを) ものを食べるということは、他の命をいただくということ。生と死の瀬戸際で、主人公は生き延びるために襲いかかってきた熊を撃つ。普段改めて考える機会はあまりないが、わたしたちは常に犠牲を積み重ね、その上で自らの人生を引き延ばしていることを忘れてはならない。 読了日:08月31日 著者:行成 薫 https://i.bookmeter.com/books/13095103 ■金田一耕助、パノラマ島へ行く (角川文庫) 『金田一耕助、パノラマ島へ行く』『明智小五郎、獄門島へ行く』二編収録。金田一耕助がもしも”パノラマ島”へ行ったら、明智小五郎がもしも”獄門島”へ行ったら……。それぞれが解決した代表的な事件の舞台となった場所で起こる、新たなる事件。二人以外にも名脇役であるキャラクターたちが登場したり、名場面をふと思い出したりと懐かしい気持ちにさせられた。ずっと以前に読書メーターで見かけて面白そうだなとメモしていたのだが、読んでみて初めてシリーズものだということを知る。他の作品も読んでみたい。 読了日:08月31日 著者:芦辺 拓 https://i.bookmeter.com/books/10536199 ■せっかちな夫 せっかちな夫はなにもかも置いてきぼりにしていってしまったが、73年ものあいだ待ち続けていた。再び二人がともに過ごせる時が訪れることを。当事者にとって、この日はやはり特別な思い入れがあるものだろうことは想像に難くはないが、リアルタイムで生きていた者だけでなく、彼らの子や孫にも少なからず感慨深いものを呼び起こさないではいられない。大切なのは語り継ぐことである。また同じことを繰り返し、悲しみを増やすことがないように。 読了日:08月30日 著者:神家 正成 https://i.bookmeter.com/books/13102564 ■赤い靴の誘惑―(株)魔法製作所 (創元推理文庫) シリーズ第2弾。前作で魔法の存在を知り、新たな環境に踏み込みつつも、やはり「普通